OpenStreetMap

nagasaki2019

長崎市のOSMを描き始めたきっかけは、昨年12月の日記に書いた、「鎖国時代、長崎出島から運ばれた日本図によって海外の人々に日本の姿(国土)が伝わっていったということに感心しました。地図=伝えるもの、長崎が海外への扉、いいなー長崎とそこからが始まりでした。」という長崎への関心からでした。

昨年、日記を書いた後、はじめて長崎に足を運び、地元長崎の皆様とご一緒、OpenStreetMap交流会 in Nagasakiにも参加できました。深夜まで長崎市街を千鳥足でてくてく歩き、楽しかったです。感謝!

描き始めてから1年を過ぎ、15か月。地図の基礎的要素、道路と河川、海岸線、建物などをまず描き上げることを目標に、地理院地図(標準地図)や衛星画像などをもとにカチカチ描いていました。 中心市街地の道路建物はグイグイとテンポよく作業が進みました(約半年)。街区のように街並みが整理されている地区は個人的に描きやすいイメージがあります。 夏からカリカリ編集にはげんで、今年始めには他のマッパーの皆さんと共に中心市街地のベースはほぼ満たしたので、山場は過ぎて春にはゴールかなと甘い考えを思っていました。

これが全くの見当違いでした。とても春には終わらす、夏が過ぎ―秋が過ぎ―再び冬となりました。中心市街地編集の後、点在する郊外の住宅エリアを飛び石を跳ねていくように描いていました。地方では道路と建物、プラス河川の3点セットがベースマップ編集では骨格になる印象を持っています。 編集対象が郊外になってから思っていた以上に時間がかかりました。長い、そして絡み合うクネクネ道、点在する住宅建物エリア、建物の向き違い不揃いも手間かかります。

さらに登場してきたのが「長崎の海岸線」。 沿岸部の街並みを書き始め、海岸線がまだざっくり描かれているだけだなーと思い、合わない海岸線を編集で触り始めました。 海岸線編集の連続が始まりました。終わらない。 それもそのはず、北海道を除き全国1位の海岸線延長を持つ長崎県、島嶼や変化の多い海岸線が延々と続きます。

皆さんと描いてきた長崎市のOSM、地図のエラーチェック(妥当性検査)ではまだチェックされる場所も多々ありますが、全体がざっくりとしたベースマップとして形になってきました。 今度こそ、2021年の春にはベースマッピングで一巡できると思います。

笑顔で春を迎えられるでしょう。たぶん。

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