防火水槽とは
消火栓が使用できなくなった場合に備え、地下に消火用の水をためた水槽。また、災害時に飲料水兼消火用水として利用可能なものも含まれる。
消火栓との違い
消火栓と防火水槽間に似ている点が多いため、まずこれらの区別が必要だと考える。 防火水槽は真空ポンプを作動させ、水を吸い上げる工程が必要である。(消火栓は地下に水道管があり、そこに消防用のホースがつなげられる専用コックがあり、コックをひねると水が出てくる。→水道水ということ。) さらに区別すべき理由として、消火栓の設置数が多く防火水槽と同じにしてしまうと区別が困難になることがあげられる。
水道管が使えないとき(交換の際や地震などで破裂した際など)に消火のために貯められた地下タンクである防火水槽が一定の間隔で造られている。
防火水槽のKey=Value
## 以前使われていたもの ### landuse=reservoir(385914件) 1. これは、装飾された池という認識がある。→amenityがよいのでは 2. 池の認識がつよく、通常は乾燥しているイメージ→pondのほうが良い 3. あまり手のくわえられていないという特徴をもつが、最小限の装飾がなされている→man_madeがよいのでは
適切なKey=Valueの検討
### amenity=pond * 議論なし
man_made=pond
- 議論なし
amenity=water_tank
- 議論なし
man_made=water_tank
- 議論なし
fire_hydrant:type=underground(243630件)
- 議論なし →候補にemergency=fire_hydrant
emergency=fire_hydrant(528382件)→消火栓
- amenityは一般的で多くの人がつかう場所→日常では使わないのでemergencyが良い
- hydrantは合法的でのみ緊急時に使われるもの
- その構造が自然につくられたわけでないから、わざわざ人工のもの、と定義する必要はない。自然に作られたものと区別するときに使われるもの→man_madeでないほうがよい
fire_hydrant;type=pond(1776件)
- 議論なし
emergency=fire_water_pond(1363件)
- 議論なし
emergency=water_tank(4424件)
- リットルの代わりに立法メートルを使うべき
- 1000リットル=1立法メートル未満のタンクは緊急時に重要性がないだろが、表記の仕方を新たに考えるべきだ
この議論においてKey=Valueには言及していないことから、このkey=valueの使用に問題ないと考える。
さらに追加したほうが良いと考えるタグ
- type=water → 飲料用として使用できるか否か
- type=drain → 防火水槽内に溜めてある水はどこから来たものかの表示(例 雨水、水道水、小川)
結論
防火水槽のKey=Valueはemergency=water_tankが最も適切である
- amenityだと緊急性が感じられず、消防に使うイメージがなくなってしまう
- emergencyはその単語だけで言わんとしていることをある程度伝えることができる
- tagにpondを使用するとどうしても池という認識が強くなってしまい、装飾されたものを連想させる
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