OpenStreetMap

弘法山ロギング

Posted by hayashi on 13 April 2012 in Japanese (日本語)

先週、初めて本格的にGPSロギングを実行してみたのですが、その時の感想やら改善点として思いつたことを書いてみます。

まず、今回GPSロガーとして使用したマシンについて、 GPSロガー専用機ではなく、有り合わせの機材を寄せ集めてGSPロガーとして使用しました。

ハードウェアは「IDEOS(Android2.2)海外仕様」をYahooオークションで5800円で入手したものを使用しています。

このファームウェアを日本版に入れ替えて、iidaさんが以前OSM-tkで紹介してくれた「OSMtracker」というアプリをインストールしておきます。

< osmtracker-android > http://code.google.com/p/osmtracker-android/

前日の夜に、osmtrackerの練習のために近所を巡ってみた。 使い方はいたって簡単で、

(1)「トラッキングを開始」して,歩きまわる。

(2) 時々、好きなPOIのボタンを押す。

(3) 気が向いたら写真を撮る

(4) 暗くて写真が使えない時は、録音ボタンを押してしゃべる

(5) 帰ってきたら「stop & save」して、export GPX を実行。

終わり

USBでPCにIDEOSを接続して、JOSMからロギングしたGPXファイルを開くと、 軌跡の表示とPOIのボタン名が表示される。 写真や録音を行ったところではアイコンが表示され、アイコンをクリックすると写真や音声が再生されるという仕組みだ。 なかなか便利なツールだ。

練習で気になったのが、英語の表示だとPOIの選択にまごつくことだ。 ということで、日本語版を作った(只今、次期バージョンに日本語サポートを申請中)。 日本語版は下記URLからダウンロードできます。

< OSMTracker for Android 0.5.7 日本語対応版(試作) > https://sites.google.com/site/hayashiyuu/risosu-okiba/OSMTracker-testing.apk?attredirects=0&d=1

日本語版を作っていて、POIのボタンは自由にカスタマイズできるということに気づいた。 下のサンプルを解凍して、/osmtracker/layouts に配置すればカスタムボタンが使えるようになります。 このサンプルは日本語で表示されますが英語版OSMTrackerでも使えます。

< OSMTracker用のカスタムファイル > https://sites.google.com/site/hayashiyuu/risosu-okiba/layouts.zip?attredirects=0&d=1

ただし、このサンプルのボタン配列ではいい加減過ぎますので、ちゃんと使うなら利用シーンに合わせて最適化することをおすすめします。 カスタム方法は簡単です。

解凍したファイルに「custom.xml」がありますのでエディタで開いて日本語で表示されている部分を好きな文字に書き換えるだけです。 (「メモ帳」で更新しないでください。「TeraPad.exe」などのちゃんとしたエディタで更新してください)

さて、今回の「弘法山」で使ったセットが以下、

案内
    ビューポイント
    案内所
    山頂
    道標
    案内板
    測量点
地物
    巨石
    池
    ダム
    橋
    祠
    鳥居
    鉄塔
    記念碑
交通
    バス停
    鉄道
    信号
    回転場
    退避帯
施設
    ベンチ
    吾妻屋
    トイレ
    休憩所
    水場
    キャンプ場
    自販機
    店
    ゴミ集積所
施設 (+)
    遊び場
    温泉
    城跡
    山小屋
    民宿
    レストラン
    ファーストフード
    郵便局
道路
    橋
    横断歩道
    自動車専用
    車両止
    行止り
    一般道
    踏切
    ゲート
山道
    山道
    自転車道
    歩道
    階段
    簡易舗装
    砂利道
    ダート
    悪路
    轍みち
土地利用
    農地
    埋立地
    調整池
    貯水池
    森林
    市民菜園
    霊園
    広場

今回の「弘法山ロギング」で特に活躍したのが 道標、祠、鉄塔、車両止 後のマッピングに役立ったのが、 歩道、階段、轍みち、行き止まり、一般道

これらの使い方は、

  • 車道からスタート⇒ 一般道

  • ハイキングコースへの入り道⇒ 歩道

  • 階段(木段)の始まり⇒ 階段

  • 階段の終わり⇒ 歩道

  • 轍みちは「けもの道」の代替として使用しました。

地名が記載された地物は全て写真と録音で済ませ、現場ではメモは一切とりませんでした。 このツールのおかげで、現場ではほとんど止まらずに歩くことに専念できた。

一方、コース取りには失敗した。

今回のロギングで地図に掲載されていない全ての間道を制覇しようと力んだために、 OSMのGPSロギングのセオリー通りに分岐点毎に右折して漏らさずロギングしようとした。 マッピング的には正解なのだろう、しかし、山歩き的には最悪のコース取りになる。 まず、どこに繋がっているのか全くわからない道に入り込むのだから工程の距離が見えなくなる。

最初に本道からスタートして、尾根伝い(ハイキングコースはたいてい尾根伝いだ)に進み、間道を見つけて住宅街に下る。

住宅街についたら来た間道を戻ればいいのだが、これをやると仮に間道が10本あったら10回山をのぼりおりしなければならなくなる。 (ちなみに実際の間道の数は12本でした)

比高100mの低山でも10回やれば本格的登山と同等の負荷がかかることになる。 しかも、計画的な登山と違って全行程の距離やコースがわからないのだ、迷子状態で一日中、山道をさまよい歩くようなものでした。

(そういう心理状況とは対比的に、当日は天気がよく、桜が咲き乱れ、多くの軽装のハイカーで賑わっていたのでした)

そこで、できるだけ同じ道を通らない様に住宅地に出たら山にそって次の登り口を探しながら歩くことにした。

我ながら合理的な判断と自惚れていた時から既に迷子地獄にハマっていたのでした。 住宅街から山に行く間には農家の果樹園や農地が広がっています。

当然、山へ登る間道は農道と同じようなものです。間道らしき道を見つけて登って行くと、果樹園で行き止まりになります。

すると住宅街まで戻らなければならないのです。

農家の農道は自分の家と畑とを繋いでいて、隣の家の畑とは繋がっていないのですね~ 結局、何度も登り下りするはめに陥ってしまいました。

ということで、正しいコースどりは

1.メインのハイキングコースを最初から最後まで普通に進む。

2.メインコース上で分岐点を見つけたらウェイポイントに記録する

3.全体の間道の数と方向を把握した上で、間道を計画的に走破していくこと。

4.行き先の分からない間道は上から下へ進め!

5.けもの道っぽくなったら、「行き止まり」にしてさっさと引き返すこと!

[5の補足] 4月は最も山を歩き安い季節です。この4月で既に「けもの道っぽい」ということは草木が生い茂る季節には「道」としての体裁は無いものと考えていいでしょう。

今回は途中で膝を痛めて歩けなくなったので、3本の間道がまだロギングされずに残っています。 どなたか弘法山にハイキングに出かけた際には、OSMにマッピングされていない間道を通ってくれることを願っています。

Location: 弘法山ハイキングコース; 関東ふれあいの道, 秦野市, 中郡, 神奈川県, 関東地方, 日本

Comment from Ryo-a on 20 April 2012 at 13:48

先週の勉強会では、JOSMについていろいろと教えて頂きありがとうございました。

弘法山のロギングは非常に興味深かったです。その陰にはこんな苦労があったとは 初めて知りました。

少し気になる点がありますのでコメント致します。

当然、山へ登る間道は農道と同じようなものです。間道らしき道を見つけて登って行くと、果樹園で行き止まりになります。

↑民家に近い低山では、このようなケースが多々あります。問題なのはこうした道の多くが 私道(=私有地)な事です。ハイキングコース等で公に案内板等が立てられ、行政機関等の案内図にも記載がある道ならばよいのですが、そうではない間道を興味本位であまり入り込むと、 場合によっては不法侵入で通報され、警察のお世話になる可能性があります。 3~5もこの危険性を多大に含んでおり、やみくもな侵入は避けた方がよいです。

公の道である、赤道(あかみち)を知るには、法務局で公図を閲覧するほか、古い地図でその 道が載っているかが判断の一つの方法です。慣れると現地で道を見ると見極めがつきます。 または古くからの地元の方に確認するのも一つの方法です。ただどれも100%確実大丈夫とは 言い切れません。やはり間道の深入りには十分な注意が必要です。

また4.は、山登りの鉄則に反する行為です。山登りでは「迷ったら尾根へ上がれ」が鉄則です。理由は、低山であっても、むやみに下ると地図には載っていない沢や滝、断崖、 池沼等に行先を阻まれ、怪我や遭難の危険性が高まるからです。学生時代、ワンゲルで 山梨の低山で迷い、顧問の先生にこっぴどく叱られた経験があります。

今後、同じようなGPSロギングをするうえで、ご参考まで。

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